医療用のハイドロキノンクリームは市販の物と何が違うの?
ハイドロキノンは一昔前まで、
医師からの処方がないと購入できませんでしたけど
最近ではお化粧品に配合されているものもあり、
手軽に買えるようになってきましたよね。
では、医療用とお化粧品に含まれているものと
どう違うんでしょう?
医療用ハイドロキノンとは?
まず、医療用ハイドロキノンは皮膚科や
美容皮膚科などで診察を受けてから
でないと処方してもらえません。
また、市販のハイドロキノンよりも
濃度が高いことが多いです。
市販のハイドロキノンは1~3%ですが、
医療用は5~10%など様々です。
(シミの症状により濃度が低い場合もあります)
また、医療用ではハイドロキノン単体で
処方されるのではなく、トレチノインという
ビタミンAのクリームと一緒に処方されることも
多いです。
トレチノインも医師の処方が必要な薬です。
塗った箇所のお肌のターンオーバーを早めてくれる
効果や、コラーゲンやヒアルロン酸を
増やしてくれる効果もあります。
ですが、効果の反面、お肌が荒れたり、
赤くなってしまったり、ヒリヒリ痛んだりと
副作用もあるので、注意が必要な成分です。
このトレチノインとハイドロキノンを
併用することで、
ハイドロキノンでシミ還元・シミの生成を抑える
トレチノインでシミの排出を促す
ということができ、より早くシミに効果を出す
ことができるんです。
ハイドロキノンもトレチノインもお肌に刺激のある
成分なので、使用上の注意や副作用をキチンと守って
様子を見ながら、使っていく必要があります。
市販のハイドロキノンとは?
市販のハイドロキノンは、主にお化粧品に含まれている
場合が多いです。
多くは1~3%の濃度で、お肌にあまりリスクのない
濃度が配合されています。
効果も急激ではなく、2~3ケ月使うなかで
徐々にシミが薄くなっていく、という感じです。
医療用と市販品 どちらがいいの?
医療用と市販品では、効果はやはり医療用の方が
早く出るでしょう。
しかし、医療用の処方を受ける場合、
美容目的になるので、保険はききません。
美容皮膚科ですと、全額負担で
数万円かかることもあるそうです。
値段が医院によってバラバラなので、
ホームページを見て大体の値段を調べたり
事前に医院に問い合わせるのがいいでしょう。
そういったわずらわしさが無いのが市販品の
ハイドロキノンです。
・病院へ行く手間をかけられる
・効果の高い方法で早くシミを薄くしたい
そんな方は病院で医療用を処方してもらうのが
おすすめです。
・いそがしくてなかなか病院へ行けない
・効果はゆっくりでもいいから、肌に刺激が
少ない方がいい
こういった方には、市販品のハイドロキノン配合
化粧品がおすすめです。
医療用でも市販品でも、シミケアは継続が肝心。
じっくり取り組むつもりで、
ケアを続けてみてくださいね。